ニートを楽しむただの女

何もない持ってないし要らない人間のやること。心の解放と言葉の居場所を。

3.10まではニュースをデトックスする

 

わたしはほとんどテレビをつけないし見ない。
そうなったのはここ1年の話。毎日毎日繰り返させるコ○ナの話題に嫌気がさしたから。

 

「ニュースデトックス

わたしは勝手にそう呼んでいる。
気になる話題があれば能動的スマホで検索して調べればいい。
まぁ、検索している時点で本当かどうか分からないニュースで溢れかえって何を信じていいのか分からなくなるが…

 

去年のちょうど今日本中がコ○ナの話題で一色担。マスクが消えた。
世のサラリーマンは次々とリモートワークへ移行、学校も休校。
現場で汗水流して働く職業には心ない偏見までも出た。
どうしたの?日本人?って感じだった。


わたしの職場の別の部署でも感染者が出た。周りはこぞって噂した。
「喫煙所にいたらしいよ!」
「女性だって」
どこからそんな情報を掴むのか?
大抵、噂好きの人間は仕事中も集中力が足りず、詰も甘い。
わたしは「誰から聞いたの?」と聞き返した。
「あの人が言ってた」
「あの人」が言ったからあんたは信用すんのかよ、って感じだった。
「噂なんだから信じない方がいいよ。本人から直接聞いたなら別だけど」
と、わたしは言い放った。

 

不愉快だ。

こっちは仕事してんだよ。
あんたのしょーもないどっかの誰かから聞いた噂話なんてどうだっていい。
そんなこと事で騒ぎ立てるんなら目の前の仕事してほしい。感染対策をしっかりして被害が拡大しないように努めるべきだ。
そんなしょーもない噂話が好きだからいつまで経っても仕事覚えないんだよ。
…と、わたしの心の声はマックスだった。

 

テレビで大袈裟に報道するから一時期世の中からマスクが消えた。と、わたしは思っている。
必要とする人たちこそマスクがない。
わたしたちの職場も年中マスクが欠かせなかった。が、マスクの在庫がなくギリギリの状態だった。

 

テレビの映像と音声は洗脳能力が強い。
テレビのニュースは加工食品のようなもの。
もとの出来事を加えて加えて全ての真実を知らせる訳ではなく、わたしたちに恐怖心や猜疑心を持つように構成されている。
勝間和代さんYouTubeより)

 

でも一概に全ての事柄に言っているわけではない。
時にそれは悪い方向へいく時もあれば決してそうではないこともあるだろう。

 

明日3.11。


コ○ナよりももっと大切な事をテレビで伝えて欲しい。
この10年間生きてきたそれぞれの人生を忘れないために伝え続けるべきだ。 

 

今日3.10。 

 

10年前の今日、私たちは何も変わらない、変えようともせず、変わろうとしない日々を過ごしていたと思う。
明くる日、わたしたちの生きる時間が一瞬止まった。

 

忘れてはいけない。
わたしたちは決して10年前のあの出来事を忘れてはいけないのだ。

 

あの日から、
「やっとの10年」
「もう10年経った」
「気付かぬうちの10年」
生きている人それぞれの思いがあっただろうこの10年。

 

10年前の今日まで、
「雑踏の中汚く、心汚く生きる人間」
わたしはその一部だった。
あの10年前の日本で起きた大きな出来事の翌年、縁あってわたしは宮城県仙台市へ向かった。
そこでの経験はわたしを変えた。そこで出会った人達とその思いを、この10年間胸に抱えて生きてきた。
何もない何者でもないわたしでも、少しくらいは役に立てたのかな、と。

 

わたしたちは心を持つ。

 

だから忘れてはいけない
あの日のことを。
それでも生きてきたのだから。

 

一瞬でもいいから思い出して、そして忘れない。
ここに生きている限り思い出すことがある。
ここに生きている限り想いをを唱えて馳せて
わたしは一生忘れない。
あの日の光景を。
あの日の辛さを悲しみを。

あなたの心を忘れない。

 

今日明日くらいテレビをつけようか。
東北の人々へ想いを馳せて。

 

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