ニートを楽しむただの女

何もない持ってないし要らない人間のやること。心の解放と言葉の居場所を。

ただのニートが自身のランニング観を語る。

 

毎朝大体7時に目が覚めて起き上がる。とりあえず起き上がる。もしこの時に再び布団の中へ潜り込んだら二度寝をする。布団から脚を出して寒い寒い言いながらのそりと部屋から出れば、今日の身体は軽くて好調らしい。

朝のこの一瞬の判断(身体が好調=メンタル良好)を見極めることが最近のわたしの朝仕事だ。

今日は身体もメンタルも良き。でも天気予報はなんと「雪」だ!

とりあえず予定は未定だけど、湯たんぽを温めて湯を沸かす。

2.3分でどちらも湧くであろう。その間は顔を洗って保湿、コンタクトをつけて、日焼け止めを塗っておく。そうすればいつでも外出可能になる。この同時進行を怠るとダラダラしてしまいがちなので、とりあえずでもいいからやっておく。

面倒臭いけどやっておけば後は楽だから。

あ、一瞬忘れていた。今日の天気予報は「雪」マークが付いていた。しかも午後から雨が降るらしい。現在時刻7時30分。

とりあえずお茶を飲みながら読書をして、脳みそと体を少しずつ温めよう。

朝の読書は、いい眠気覚ましになる。

夜の読書は、いい眠りを促してくれる。

よって、わたしはいつでもどこでも読書が出来るように本を持ち歩き、苦手だった電子書籍も取り入れた。(わたしはいつまでも紙の本が好きだと思い込んでいた)

今読んでいるのは【いけない/道尾秀介】ラスト1ページのどんでん返しミステリー、このミステリーを見抜けるか。短編読み切り。1章を読み終わり時計を見ると、8時50分。いけない!もうそろそろ雲行き怪しくなる?急げ!!

予定は未定。でも毎日欠かさないこと。それはランニングだ。

わたしが朝一瞬の体とメンタルを見極める作業を始めたのには理由がある。

「ランニングを日常にもっと取り入れたい」

ランニングの習慣化というよりは、日常と共にランニングがある生活をしたいと思ったから。

 

走るぞ、と思ったら支度は早い。

着替えてランニングシューズを履く。

玄関のドアを開けて、空を見上げて深呼吸。

(おはよう曇り)

そうわたしは毎日空に挨拶するのだ。

そしてクソ寒い中、河川敷コースまで白い息吐きながら走り出してゆく。

走って、その先に何があるわけでもない。

走って、どこかへ行くわけでもない。

何も天気予報「雪」マークがついてる中、わざわざ走らなくてもいいじゃないか。

走って何になる?

よく聞かれるし、言われる。

「何で走りたいと思うの?辛いのによく走れるね。」

その答えをすらすらと言えるのならば苦労はしない。わたしが走ることに対して、どれだけの熱量をもって向き合っているか、それが言葉に出来るのならば、もうとっくに語言化しているだろう。

今のところ言えることはひとつ。

ただ走ることが好き。

走る時はひとりだ。どんなに仲間と切磋琢磨して走っても、走る時は己と向き合うしかない。その時間が私にとって最も自分が自分であることのできる、尊い瞬間。孤独を感じていても、それすら快感に思えてくる。

一歩、また一歩。その感覚。距離も時間もどんどん短くなればなるほど速く走れる。

何もタイムを縮めたいのではない。最終目標は記録更新などではなく、わたしは風にのって走りたい。風と一体となれる瞬間。その瞬間、感覚をもっともっと感じていたい。歳を重ねても。そして日本、いや世界中の景色をランニングと共に観て感じたい。

ただそれだけだ。

だからこんなクソ寒い荒川の河川敷も私にとっては、冷たい空気が肺に入ることすら心地が良い。クソ寒くたって汗はかく。冬のかく汗は冷たいけど、貴重だとすら感じる。

 

そんなこんなでわたしは20km走った。

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大体こんな感じのペースで走っている。

ここ最近5分20秒ペースが心地良く感じてきている。脚力も付いてきたかもしれない。

変化や成長が感じられると嬉しいし、それは少なからず自分にとっての成功体験へと繋がる。

それを日々積み重ねてゆこう。

 

とりあえずやろう。それでいい。それを毎日続けることが今のわたしには大切なのかもしれない。